「ぼくのいえどこ」著者 ほしのほしこさん

✦ほしのさんの4作目の作品です。
この本は「北極で何が起きているの?」という事がテーマです。

ほしのさんの「あとがき」から抜粋しますと、
【テレビでホッキョクグマが骨と皮になって人間の住む街へやって来て人間のゴミを漁るその姿をみた】
事がテーマの背景になっているようです。

✦物語は、春になり冬眠から覚めた親子のホッキョクグマの子供が、
氷が割れる流氷の中で、家を失くし海をさまよい、イヌイットの女の子に助けられるというものです。



✦ほしのさんは、「地球環境」「地球温暖化」「北極環境変動」などの学会に、自ら参加して勉強を進める行動的な方です。
そのお話をお聞きした時は、半端な気持ちではないと感じました。
地球温暖化で北極の氷が溶けている事、ホッキョクグマが海氷が無いと絶食状態になる事、
永久凍土が融解している事などを小さなテーマに盛り込んで書かれています。

一作目の「ぼくのひよこ」から「生と死の大切さ(重要さ)」というものをテーマに描かれています。
この事を想うだけで、私は胸がいっぱいになりました。



✦この作品の「絵」は、かなりの力作だと思いました。
「絵」は公の場に展示されるべき価値がある「画家としての才能」を感じるものでした。

✦私がわからなかった「黒いスス」の事をネットで調べてみました。
「ディーゼルエンジンの排気ガス、石炭の燃焼、森林火災、
人間の活動、薪などバイオマス燃料の燃焼など、
炭素を主成分とする燃料が燃焼した際に、主に発生
黒いすす(ブラックカーボン)は太陽光を吸収し大気を暖める」

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✦出版社紹介ページより
地球温暖化を親子で学べるSDGs絵本
北極に春がやってきました。
シロクマの子、ミーシャが外に出ると、そこは辺り一面まっしろな氷の世界。
しかし空から降ってきたのは、雪ではなく黒いススでした。
物珍しさに嬉しくなって、友達のマーシャ、ムーシャと夢中であそびます。
その夜、温暖化による影響がミーシャの暮らしを大きく変えてしまいました。
ミーシャが最後にたどりついた場所とは…?
地球温暖化の影響をどこよりも受けている、北極のリアルな現状を物語にしました。

✦編集者のコメント
ミーシャの目線から見た世界は、私たちに強いメッセージを投げかけてくれます。
これからの地球を考えさせられる1冊。
専門家に聞いた、北極についての8つの質問つき!

https://miraipub.jp/books/29220/
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✦是非、皆様に手に取って頂きたいと思いました。
ほしのさんありがとうございました。
(ほしのさんとは「えほんのがっこう」でご一緒させて頂いております)

✦この絵本は、那須塩原市のメガドンキ内
「ブックセンターりーぶる」さんが、
閉店する事になり、棚にチラチラと残されている本の中から、救出して来たものです。
りーぶるさんには、とてもお世話になったので残念な気持ちです。

ほしのほしこさんのfaceBook
https://www.facebook.com/profile.php?id=100074499416126

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