詩が書きたくなりました
「死なないように」
幼い日
夜の空に
細長い 小さな光が
キラキラ またたいていました
腐れた木に 何者かが 卵を産みつけて
3年経って その木が 雲まで伸びて
黄金の虫が 生まれていました
黄金の虫を 取ってこようと 誘われても
腐れた木に 昇ってはいけません
「死なないように」「死なないように」
母は 365日 私に言いました
✦私は、祈られて育ちました。
「ペットボトルのイルカ」は
命を掛けるほど大切で大事で、
決して失なう事がなかったイルカです。
33年間、ずっと私の心の中に住んでくれました。
私は、6歳の妹を交通事故で亡くしてから
「死なないように」と
お守りを首から下げて育ちました。
この詩は私の背景です。
✦詩を書いたら、
身体も心も、とても、ほっとしました。
私にとって、詩は、自分の拠り所なのかもしれません。
詩があって良かった。
涙も流せて、ぴちぴちに張り詰めた毎日が、こんなにリラックス出来る。
本当に助かる。
詩とずっと同居しようと思います。