「みずみずしい悲しみ」

あるお宅の 美しいしゃくなげを
見上げていると
私の悲しみは みずみずしいと
話しかけて来ました


もしも 一大事が 起きて
私の命が 消えたあとにも
私が 居た この場所で 
かならず 何か
生きる ということが はじまる


だから 私は
どこかに
消えてしまっても 
うるおいます


私の悲しみが みずみずしいことを
誰かに
話しておきたかったのです



書いたばかりの詩は、たいがい
何度も何度も、書き直します。
途中経過の物が多いです。

うまく書けない、ぎこちない、
荒っぽい、軽々しい、
そんな事ばかり繰り返しています。

読んで頂ければ、幸いです。





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