「いっしょに」
億万回の まばたきが
声になるまで
いっしょに いるよ
寒いベランダに
ペットボトルの水をそそいで
冬の星をうつして
いっしょに ながめよう
白いごはんの 光りのかんむり
毎日 そっくり飲み込んで
さよならの 光のテープ
いっしょに もったね
この子は 私の友達の犬です。
お店をやっていたとき、
近所なので
毎日のように散歩しがてら
遊びに来てくれました。
今は、そのお店もなくなって、
家も遠くなりました。
無口で、手でおやつをあげても、
口をつけようとしなかったです。
友達が良いと言わないかぎり、
他の人からおやつはもらわないのです。
懐かしい思い出の子です。