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The main one of my works

「第7回絵本出版賞」
《 絵本ストーリー部門 》【 最優秀賞 】

作品『ペットボトルのイルカ」
作者 しのざきみえこ


主催: スプリングインク株式会社 絵本出版.com

【第7回絵本出版賞 大賞&最優秀賞&審査員特別賞】審査員コメント

2021.08.01



「口上」  (日本現代詩人会 第6期 入選)
口がきけない時は風の隣で 好物を食べればいい

部屋から出られない時は 時間のたすきを貰い 寝て起きてすればいい

心が息をしない時は カモメと砂浜で 沢山の足跡を付ければいい

言葉が体に刺さった時は 涙の湖に 浮き輪を付けて浮かぼう

明日が見えない時は はぐれた雀と 寝床を作ればいい

食物が飲み込めない時は ごみ箱をひっくり返したような雪が降る町に行こう

死んでしまいたい時は 糸を巻いて ミノムシのような小指をこさえよう

一世一代の朝が来た時は 親も友も一人も起こさず 旅立たなければならない

愛する人が死んだ時は 新聞広告の裏に 沢山の文字を書けばいい

–日本現代詩人会HP–石田瑞穂先生 選評掲載(2017)





「ことばのおへや」vol.1 (2019)
1999年から「写真と言葉」の作品を多数ホームページに掲載してきましたが、写真をスクリーンに映しながら音楽をとりまぜて詩の朗読をする、という事がきっかけで、皆様に要望されて初めて作ったブックレットです

「おにぎり」
死ぬほど泣いたら 声を ふかふかふわふわの おにぎりだと おもってください

「桜のはなし」
桜のはなしを聞いたでしょう 一年に一回 桜の花びら憶万枚 ショベルカーに積み込んで 福島の町に埋めてほしい

「帰省」
瞳の中の母が ダイヤモンドの原石を ざく切りにしたような涙を流しながら 安い一眼レフで 僕を撮った
(それぞれ 詩中一説より)





「緑色の馬」
ロッタを思うとやっぱり悲しいし、思い出すと涙をこぼす。それは、レトルトパックの「悲しみ」をレンジでチンしたみたいに。

第一にして、私はナツさんの分身なんです。こんな・・ですけれど。
あるとき、リクルートスーツを着た緑色の馬ロッタが目の前に出現する。

『存在』が何なのか、今、世界中の人に話したい――。

ブーニ(猫)のしっぽはお尻の付け根でチョン切れてなかった。ミミは「いまに日本中の県に暮してみせる」と言った。石田さんは「もう家は持たないかな・・」と言った。今西さんは毎日「特製入浴剤」を僕に試させ効果をしつこく訊いた。小口君は特別優秀な頭脳をしていた。僕は左足の太腿から下が義足で―歩くと振りこのようだった。(本文より)

The fantasy with full of love from Mieko’s World
2004年6月15日 文芸社(本体1,500円+税)Amazon➢

イラスト 黒岩有希
 装丁  阪本正義





「ベガー・ヨシジ」the world is love
…僕の家に来て一緒に暮らしませんか」…この小説は「とても愛」です。
30年間物乞いをしてきたヨシジが、あるとき青年と出会い、青年と暮らすようになり、やがて社会に更正し、全く未知の自分を手にする。ふたりの果てしない愛と友情が描かれる、涙のヒューマンストーリー。

✢あなたは「究極の愛」を手にしています―― ヨシジ。

「雪は降り続いている。カーテンを開けて窓の外を見てはいけない。それは、素敵過ぎるから。静かな夜、決して眼を開けてはいけない。雪が降っていることだけを感じよう。そうすれば、雪が降らない日にも、眼を閉じると雪が降っている。それは、世界に雪があった日をもたらす。世界に家族があった日をもたらす。故郷があった日をもたらす。(本文より)
1999年9月1日 文芸社(本体1,300円+税)Amazon➢





「自尊心」
天才か奇人か!
待望の強烈新人、いよいよ登場!
心をつき刺す言葉のバイオレンス
現代の閉塞感を突き破るパワー全開!

時は夜に傾く。東空が黒い烏で埋まり電線には赤毛の蟻がごまんと垂れ下がる。この胸から誰かの両手が出て私の身体を抱き締めて居てくれなくちゃ死んぢゃう。(本文より)

25才のクリスマス、私の自尊心は完熟していた。

1997年6月10日 彩図社  (本体800円+税) Amazon➢

イラスト 小川クノール





「ねころく やくそくだよ」 
え・くろいわゆき ぶん・しのざきみえこ  (あらすじ)

となりのうちにねこがうまれた。
ろくばんめにうまれた「ねころく」がほしい。
ママははんたい「いまにらくだになる」。おばさんも「いまにくじらになる」からと、そうじきですいとって、うみにかえすという。

ぼくはちいさくそだてるけついをする。
ぼくがきょじんになればいい

「おおきいうち、ほしいよねえ」「とりかごなんかかわないの!」とパパとママ。

いまはまだねころくをすてないで、おねがい…めんどうみるから。

ねころくぅ!やくそくだよーう!

ねころくやくそくだよ。
ねころくのせなかに、パパとママとがーくんのことのせてね。
ぼくのことものせてね。





「こうちゃん たんすせいにいく」
くろいわゆき ぶん・しのざきみえこ (あらすじ)

ゆうごはんは、トマトピザよ。
 「トマトピザだいっきらい」
こうちゃんは、たんすにかくれてしまいます。

しかくいクマのスーピーがいました。
たんすせんせい、たんすねこ、たんすやどかり、たんすうし、たんすゆかちゃん…。
「たんすせいへようこそ」「えっ?たんすせい?」


「こうちゃんのうちに、あんないするだんす」
すてきなおうち!ブランコもあるの?ぼくのベッドがあるの?」
たんすママと、たんすパパがいます。
「きょうから、わたしたちのこどもになるのよ」
「こうちゃんも、ひきだしをつけなくちゃね」

「ママァ!ぼくね!たんすせいに、いってきたんだよ」
ほんもののママのやわらかいうで。

「ねころくやくそくだよ」「こうちゃんたんすせいにいく」の2作品は、2003年に黒岩有希さんとコラボしたものです。





「道の夜明け」
助川久美子

盛大な事も非力な事も人生から取り外し、全てを一旦その場所に置いて、何も悔やまず、後ろを振り向かず、ひたすらに「道の夜明け」を歩いて行けば、本当に「信頼」すべき物に出会えるだろう。
煌めきの第二弾「心を揺らし温めてくれる」アルバム。(2016)
photo Linernotes title artdirection 作詞 「誕生日だね」「 反映~おとずれ」篠﨑美江子 助川久美子official 





オトナのための子守唄」
助川久美子 featuringOPUS
第一回ビクターエンタティンメントLOHAS求曲グランプリ受賞。
「時間の流れが変わるうた」ウッドベース弾き語りとアコースティックギター・・・ゆったりと雲が流れるようなやすらぎの中へ。
project「LOHAS」とは、健康と地球へのやさしさを意識すること、music for LOHASは、音楽を通じてLOHASを考え次世代に伝えたい新しいスタンダードを創唄していくプロジェクトです。
ビクターエンタティンメント(2004)
photo costume 篠﨑美江子
art direction & Design 阪本正義 篠﨑美江子 Amazon➢ Victorオンラインストア➢