「ペットボトルのイルカ発刊一周年になりました」
ペットボトルのイルカは、マイクロプラスチックの汚れた海で死にかけて浜に打ちあがりました。
イルカが「ペットボトル」の中に入っている表紙は、そのマイクロプラスチックの海から出られないでいる姿です。
イルカのジュウは水族館の人に助けられて、新しい家族が出来ます。或る時、プールに捨てられていくペットボトルに、タンクの水を汲んで、寂しくて泣いているミオくんに、空を飛んで届けに行きます。イルカのジュウはミオくんの笑顔を思い出すたび嬉しくなります。
地震の街にも沢山のペットボトルの水を作り、ビニールボートに積んで何度も何度も運びます。
或る時、渡り鳥のチロリくんに、「南の国の子供達は一日掛けて水を汲みに行く、毎日行かないと一滴の水も無いから死んでしまう」という事を聞きます。
ジュウはチロリくんと一緒に南の国に飛び立ちます。
そして、自分は「皆に渡るだけのペットボトルを運んで来られない」事に気付きます。
皆にわたるだけのペットボトルを、誰がはこぶのでしょう。
運べなかった事は、地球に暮らす人々の課題で終わっています。
SDGs6「安全な水とトイレを世界中に」の目標に繋がっています。
物語のジュウは、最後は楽しく笑顔で暮らしています。それは、ペットボトルを人々に届ける事で、尊い洗礼を受け、解き放たれたのだと思います。
今日は5つの施設さま(幼稚園・保育園他)に、
「ペットボトルのイルカ」の絵本を届けました。
子供達がペットボトルのイルカの物語を楽しく読んでくれたら嬉しいです。