「あなたが生きるために生きています」
昨日、
「記憶を食べる」
という、タイトルで「写真と言葉」を書いて、
トップページを更新しましたが、
「記憶を食べる」
というタイトルではない言葉がある…、
という事が心に沸き上がり、
それが何なのか、わからなくて、
その事が大きな悲しみを連れて来て
昨夜から、虚しさでいっぱいになりました。
私はデジカメのシャッターを押すのは、
「今ここの過ぎてしまう瞬間」が多いです。
輝いているものを見つけた時、
壊れている物の中に命を感じた時、
嬉しい景色、悲しい景色、
虚しい景色、途轍もなく酷い景色や光景、
輝いているものも、輝いていないものも、
もっと輝かせようとして、
写真を撮っているように思います。
デジカメが壊れたとき、
写真を撮らない日々が続きました。
新しいデジカメが欲しかったけれど、
買えなかったので、
壊れたデジカメをあやしあやし、
少しだけ写真を撮り、
言葉も無くなってしまう程になりました。
写真がなければ日常の私の言葉が動かない、
自分が元気になれない時が多くなりました。
私が外に出られなくなったとき、
デジカメも電源を入れられなかったです。
昨日の「記憶を食べる」というタイトルは、
「私に寄り添うデジカメ」
「私の寂しさの傍にいるデジカメ」
「私の元気の傍にいるデジカメ」
「私が生きる事の傍にいるデジカメ」
のようになると思いました。
これらの言葉が少し自分の心身に浸透しました。
「タイトル」を変えてみる事にしました。
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「あなたが生きるために生きています」
あなたは何処にいますか
そこは何ていう所ですか
なぜそこに来たのですか
何を握りしめたいですか
どんな音がしますか
どんな風が吹いていますか
どんな気持ちがしますか
ここに来て良かったですか
無邪気な気持ちになれましたか
会いたい人に会えましたか
空は何色でしたか
何色の霞を食べましたか
私はデジカメ
あなたが生きるために生きています
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私がデジカメを持つようになり、写真に言葉をつけ始めたのは、25年前の事で、
面白いエピソードがあります。いつかその事を書きたいと思います。