「おまもりかぞく」山﨑ちさとさん

【おまもりかぞく】4月22日発売(新刊)
山﨑ちさとさん作

おばあちゃんのお誕生日にケーキを作りながら
「おめでとう」の言葉の「ふしぎ」を話しているうちに、
〈どのようにして僕が生まれてきたのかを知る〉というお話です。
これは究極の神秘(ミステリー)であり可愛いポコちゃんは知ってしまうのです。
この本の一番の「ふしぎ」のポイントだと思います。



印象的だったのは、
山﨑さんの絵のほぼ全ての「擬人化した物達」です。
「ぶどう」の顔には、性別や年齢や職業?表情のような肩書きがそれぞれあり、
ポコちゃんの家族は「くまの顔のまま身体はぶどう」になっていて面白いのです。



もうひとつ書かせてください。
「くまのパラダイス」としか言いようのない、ポコちゃんの両親の両親の両親‥‥と、
くまさんだらけのページがあります。
これは子供達がみたら、本からはみ出して世界や地球に到達してしまう位の物ではないかと思い、胸を打たれました。
「おまもりかぞく」は「誰が何に守られ守っているのか」を考えたときに、
それは大きく尊いもの、生命のいとなみや命のふしぎに、守られ守っているのかなと感じました。
だから、大人の私達はその命や平和を守らなければならないと思いました。



山﨑さん本当に感動する本をありがとうございました。
山﨑さんは「えほんのがっこう」でご一緒しています。
講義のzoomに、時々お子さんが山﨑さんの傍に現れる事があって可愛いなといつも拝見しています。
これからもどうぞよろしくお願いします。

みらいパブリッシング紹介ページ
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