「わたしのバトン」ささきまほ ほしのほしこ

✦「わたしのバトン」
著者 ささきまほさん・ほしのほしこさん

命が、パパママ、おじいちゃんおばあちゃん…から繋がり、
自分が生まれて来た事は小さい頃から教えられる事だと思いますが、
それを『いのちのバトン』と置き換える言葉を初めて聞きました。



胸に堪えてしまった所があります。
「いのちのバトン」は世代という大まかなものではなくて、
その子の人生の、一日一日、一分一秒、喜怒哀楽の精神の中にすらも、
細分化されて繋がって行くいう事です。
喜びや悲しみの中でもバトンを繋いでいるのだという事です。

そして、その為のエールがこの本に書かれています。



著者のささきさんは看護師さんとの事で、病気の子供達の命が毎分繋がって生きて行く事を、
感じていらっしゃるのだと思いました。
絵を描いたほしのさんは保育士さんで、「ぼくのひよこ」という前作で、
命は儚いもので今ここにあるものであり大切にしてほしい事を書いていらっしゃいます。



【いのちはいつも そぱにいる】
という言葉が、お二方が書いたこの本の軸のように感じられました。

とても感動しました。



✦みらいパブリッシング紹介ページです
https://miraipub.jp/books/25366/

✦編集者からのコメント
本作は現役看護師の著者が、病院や学校の保健室で傾聴する中で感じた、子供たちの悩みや不安を少しでも軽くし、明日も生きてほしいという想いが込められています。
「いま、生きているだけで素晴らしい!」「命をつなげているあなたはすごい!」「わたしはワタシの応援団!」というメッセージを温かく優しい絵とともに伝えています。
本作を読み終えた後は、心が軽くなり、自分を抱きしめたくなります。



「ぼくのひよこ」

ほしのほしこさんの前作です。




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