えほんのがっこう・出版祝いのブリザーブドフラワー。
昨日は、「えほんのがっこう」のワークでした。
今、ニュースでは、何十年かに一度の台風7号の被害、
マウイ島の火災、日本中の観光地のマナー違反、パワハラや殺人などの日常のニュースが、繰り返し流れています。
ウクライナとロシアの戦争に、世界中の目が向けられていた時期があったのに、今は戦闘が日常化してしまったのか、戦争が長引くという予測された事態で「旬」ではなくなったのか、と思ったりします。
私の頭の中は、ずっと戦闘が続いています。失われた命、消息を絶った子供達、家を失った人々、主人を失くしたペット達…インフラの無い町、双方の兵士達の戦闘。
日々、大規模な災害が、地球上に起きています。国や地域というくくりが、その内なくなるのではないかと思うほどです。「地球」が、戦争では無く、自然災害によって破壊されています。北極のホッキョクグマは氷が無いと狩りに行けず何カ月も何も食べないでいるようです。痩せ細ったホッキョクグマの写真をみつけては、胸が痛みます。私には何も出来ないし、ホッキョクグマとは比べ物にならない豊かな生活をしています。私はお腹がいっぱいでも、ホッキョクグマはお腹が空いているのだろう、と思う事しか出来ません。
水が無い人々にとって、バケツ一杯の水はまさに命をつなぐものです。私の家はバケツ一杯の水はトイレで流れて行くのです。私はこんなに豊かなのに、どうしてあげる事も出来ないです。
ひとりで戦争や地球の事を考えていると、「旬のもの」に出遅れた気持ちになって来ます。世の中に取り残されて行くと思って焦りが出ます。文明社会に暮らしている証拠です。
先日の絵本出版賞の結果をスプリングインクのページ(https://ehonpub.com/kekka/) で見て来た時、あまりにも素晴らしい作品ばかりで、私は恐ろしく何物にもなれないと愕然としました。
「世の中は動いているんだ、進んでいるんだ、旬のものが変わり続けているんだ」
そう思うと、自己肯定感が無きに等しいものになりました。
そんな日々、昨日の「えほんのがっこう」に参加したら、先生方が、偶然に、私が考えたり悩んだりしている事を、講話の題材にしてくれていました。それで、私が発表したストーリーの中の「おこのみやきの細かい具」が、戦争の弾や破壊された家のがれきに見えて来ました。それはお好み焼きの屋台なのですが、隣の玩具屋のぶら下がる沢山の怪獣のフィギィアが、戦闘機や散弾銃に見えました。私の心は、やはり、絵本の中にさえも、戦争や平和の事が出てくるんだなと思いました。
学友達は、もくもくと個々の実力を付けていて、自分を進歩させている事に気付きましたし、先生も「皆さん実力がついて来ています」と言ってくださいました。
「私は、これでいいんだ」と、
昨日、そう思えました。
「えほんのがっこう」に行かなければ、絵本制作の日々に、安定感がないストーリーの中で、つかまるところが無いと思いました。ほんの短い時間のフィードバックでも、ストーリーが開いて行くのを感じました。
+++又、学友のHさんが、「ペットボトルのイルカ」を読んでくださって、今日、感想を送ってくれました。
✦読み終わって一冊の絵本なのに3つ4つも作品に触れたかと
思うような満足感がありました✨✨
✦ミオくんが「おいしい……おいしい」と
ジュウからもらった水を飲んでいるシーンが特に心にのこりました😊
+++この読後感と、心に残ったシーンは、
読者の方に、初めて教えて頂いた事です。本当に嬉しかったです。
「一緒に頑張りましょう」とエールの言葉も書いて来てくれました。
私は、「えほんのがっこう」に行っていて助かっていると思います。
出版のお祝いに、ブリザーブドフラワーを送ってくださいました。
私より年下で、SNSを通して知り合った都会の方です。一度しかお会いした事がありませんが、10年近いお付き合いをしております。
優しい方で、心の弱い事でもラインで聞いてくださいます。何より「大人」です。良くても悪くても、何事もわきまえているのです。
言葉に出さなくても、察してくれています。
メッセージも考えてくださったのでしょう。
「長年にわたるご努力に敬意を表し・・・」とあります。
私は27歳の時から小説や詩や、絵本のストーリーを書いて来たのです。
子育て中も夜中は小説を書き、昼間は仕事をする生活をしてきたので、報われた思いがした「絵本出版賞」と「出版」なのです。
嬉しいです。ありがとうございます。
今日、書いた色紙です。この方は、私がサインをした本ですらも、誰かにあげてしまうかもしれない、気前の良い方です。
少しでも、何かの足しになればいいと思いながら、送りました。