「町の天使」

雲のくじらが 潮ふいて
昼は 大きな虹が 出来ました
夜は 虹がうねって 大風を起こし
町が ガタゴト壊れていきました



その女の子は
白つめぐさの冠を 野良猫にあしらいました
雑草を草粥にして 木こりの家族に届けました
山の折れた木を 川のビーバーに何度も運びました
自分の赤い髪を切って ドロボウにあげました



胸に穴が空いたように 
悲しんでいる人々が
その日 丘の上に集まりました

金の羽をつけた 天使の女の子は
羽を全て皆にあげて 空へ向かいました




追記:この女性は、この「町の天使」なんです。
今日、やっとその事を思いついて、涙が出ました。
この女性にラインすると、やっぱり「涙が出た」と書いて来ました。
きっと、本当の事なんだと思います。
お世話できない所のヤギのお世話や、
ポニーのお世話をしに行ったりしています。
小さなものを保護するんです。


「幸せ係り」さんも、
幸せ係りだから、という自覚があると先日聞きました。
「幸せ係り」のする事じゃないと思えば、しないと言うのです。


「幸せ係り」さん。
「町の天使」さん。
私の周りには素敵な人がいます。


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