花の中で見えないものの想いがひっそりと話している。
先月の20日の祖母の命日に花を買い供え、
今月の4日の祖父の命日にその花がまだ咲いている。
いくらか花びらはもたげてきたけれども、
葉は一つ二つ取っただけで、しっかりしている所が多く、触るとパリパリする。
花の中で、見えないものの想いが、ひっそりと話しをしているように思えた。
それを想念と呼ぶのなら、その想念が、花を枯らさなかったように思える。
こんな事をいうのは、私だけかもしれない。
枯れなかった事に、
意味があると言ってもいいし、
意味がないと言ってもいいと思う。
意味がないという人の方が、
生産的に生きているようにも思う。
お仏壇に供えたものたちです。
頂きものばかりです。
えほんのがっこうで、
絵が描けない人でも、
簡単な頭ひとつでもいい、手でもいいから、
簡単なラフを描いて、発表するのですが、
私は、情けない位に絵が描けないのです。
それで、今日は、自分が作ったものがたりの、
はじまりからお終いまで、ラフを描いてみました。
「なんだこれは、笑うしかない・・」と思ったけれども、
文章に絵を入れてみると、
物語へのいとしさが増すのだなと、実感しました。
それに、絵を付けてみると、
この文章は、次のページでいいなとか、
ここは同じようでかぶってしまうなとか、
しつこすぎるな、とか…
気が付いては、「ああ」と、がっかりしたのですが、
気がつけるのはすごい事だなと、思いました。
私はまだまだ絵まで手を伸ばせないありさまです。