「母の月」 2022.09.23 Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 母がもう居ないその年の冬の空の まあるい月灯りを母の真似をして上がらない腕の 指先をのばし透かして 見ていた言葉を持たない 月灯りは指先をすべり降り 床に立つと闇を手にしたように影遊びをしてすきま風より 笑った感情を持たない 月灯りは私の「悲しみ」を 嬉しそうに「貰う」と 言ってくれた月灯りは雪の地面の 一番下にもぐり命の長い 氷の結晶になって冬の終わりまで そこに留まって私の悲しみを 抱いた私を 特別扱いしてくれた Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it BLOG 湿気対策と副反応 ひまわり 関連記事一覧 BLOG ローカルバスです。 2023.01.31 BLOG フランスアンティークの銀のお皿を磨いて宮古島のサンゴをのせリ... 2020.06.09 BLOG 出掛けたり、荷物が届いたり、バックが仕上がったり、友達が来た... 2021.05.10 BLOG 「お山とお花と南湖団子」 2025.04.22 BLOG 「雨水だより」 2025.02.13 BLOG 「野放しの幸福」 2024.08.18 BLOG 「小さなスワッグが10カ月の間に紅葉したのです」 2024.11.14 BLOG 【谷川俊太郎さんは“永遠の命”を持っている】出版業界で共に本... 2025.05.21