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「がいこつさんがわらったぼくはちょっとホッとした」「かたみみぴょんたみんなともだち」

✦「がいこつさんがわらった ぼくはちょっとホッとした」
さく・え いしだいすず 
みらいパブリッシング





✦「かたみみピョンタ みんなともだち」
しまだたいすけ
みらいパブリッシング


かたみみピョンタ絵本の歌
https://www.youtube.com/watch?v=MMblAFABi44




「がいこつさん…」のほん~・・・です。


こうえんのすべりだいに がいこつさんがあらわれる

「きょうは おさらを3まいわって
てんちょうに おこられました」

この言葉から、つかまれました。
こんな事があるの?
これからどうなるの?と思いました。



うだ ブランコに のろう」
「かぜを きって きもちいいでしょう」



「かぜがとおりぬけて たいふうのようです」



がいこつさんがらをとんだ。

うだ うちで ミルクをのもう」





「がいこつさんは フーフーしてあたまからかけた」


私は、このページで、
次のページを めくりたくなくなりました!!
絵本を読んでめくりたくない、こういうことってあるんですね、、

「次は 何が来るんだろう」と思うと、
知りたいけれども、もったいなくなって、しまったのです!!
おもしろすぎるからです。



「そうだ きんじょの せんとうにいこう。
ふろにはいると すっきりして
げんきがでるぞ!」

がいこつさんは ゆぶねに
うかんでいた。

せんとうに行ったり、泊まったり、おじいちゃんの服を着せて、電車に乗っておでかけしたり…

男の子もおじいちゃんも、機転を利かせて色々としてあげる事が、おもわぬことになって面白いので、笑ってしまいます。



最後におばけやしきに行きます。

おおぜいのがいこつが おっかけてきた。

ぼくは がいこつさんのてを
にぎって はしりながら さけんだ。
「みんな おともだちでしょう?」


「ほねの しゅるいがちがいます」
がいこつさんもはしりながら さけんだ。


「がいこつさんが はじめて わらった」
ぼくのかおは なみだと はなみずで
グチョグチョだった。


おばけやしきからでたら、ぼくもがいこつさんもおじいさんもみんながわらいます。がいこつさんのえがおが、男の子はとても嬉しかったと思いました。



がいこつさんが、帰って行く商店街は賑やかで、絵のひとつひとつを見回るように見ました。
どの絵も見まわるように、見ましたが、昭和などの時代を感じさせる物が、色々あります。


招き猫、赤べこ、ゴミ箱がとても小さいカゴのようなもの、ひめくりカレンダーに、「はやおきは 3もんのとく」と書いてあります。どのページにもあって面白いです。



沢山の人がいる中を、がいこつさんの後ろ姿が歩いて帰ります。お礼に貰ったものがあります。
本を読んで、見てみてください。



「かたみみ ピョンタ」のほん~・・・です。


ふしぎなうたがきこえてきて ピョンタはめをさましました。

ピョンタのかたみみは、自分で作った耳とおかあさんのたいせつなボタンを付けています。おおかみに食いちぎられ、そのときに
お父さんもお母さんもおおかみに食べられて、怖くて穴のなかで暮らしていたのです。
不思議なうたが聞こえてきたので窓を開けます。

光りが大きくて水のようにドシャーンと押し寄せて入っているようにもみえます。中は傘が横になって暗いですが、左にある「お父さんのきね」は立派です。



ついに ピョンタは とびだしました。



トン チュウ トン チュウ トントントン
チュウ トン チュウ トン チュウチュウチュウ

とてもリズムがいい歌です。



ピョンタは こえを かけました。
「ねぇ、うすを つくっているんでしょう?」

「ぼくも なかまに いれてよ」

「ダメ、ダメ、ダメ、もう しごとは ないからね」

ピョンタはなみだがでうになりました。

「でも、グッとこらえて いいました」

「ぼくは きねを もっているよ」

「きね」をきっかけに、もちつきがはじまります。



仲間に入りたい、やまあらしさんには、
「背中の針でもちのみを擦る事が出来る」とピョンタは思いつきます。

「ピョン ピョン ピョンタの ぺったらこ
100かい ついたら なみのもち
ビョン ビョン ピョンタの ぺったらこ
1000かい ついたら うまい もち」

たのしいうたに さわれて…
もりじゅうの どうぶつたちが あつまって きました。

リズムがいい歌が、また出て来ました。
このリズムに乗って、動物達が踊りを踊っています。動物の踊り方を見まわすと面白いです。


毛虫やねずみはヘビに食べられてしまうように感じられますし、鳥や豚はライオンやヒョウに食べられてしまうのではないかと思います。
この事を思うと、ピョンタが、お父さんとお母さんをおおかみに食べられてしまった事、自分の片耳も食べられてしまった事が、身につまされます。


ピョンタが、最初、くまやねずみに「仲間に入れてよ」と言って、断られた時に、
「なみだがでそうになる」、と書かれていますが、お父さんやお母さんや自分の耳が食べられてしまって心の中はとても悲しいという事だと思います。
「グッとこらえていいました」と続きますが、「こらえて言った」という所は、踏ん張っているんだなと思いました。踏ん張っているのは、勇気の為にだと思います。

森の皆が仲良くて平和な事を願っているのだなと思いました。



「いただきまーす!」
みんなでついた おもちは うまい うまい。

みんながかえったあと 
すっかりつかれたピョンタは‥‥‥



最後のページには言葉がありません。

ピョンタは、片耳をはずして、うすのおふろにはいっています。鏡餅が飾ってあります。新春なのですね。


湯船につかりホッとしているこの様子は、子供達も「良かったね」と心が温かくなるのではないかなと思います。



裏表紙です。




二冊の本をアマゾンで 購入しました。
どちらも、心が豊かになる本だなと思いました。
二冊の本を「がいこつさんがわらった」~「かたみみピョンタ」と、
つづけて何度も読んだのですが、
暖かさで身体中が満ち溢れています。
普段あまり出さないなみだも、
正直に出て来ます。
絵本を読むと、心が洗われるようです。
「もう一回」「もう一回」と、
子供達は言うでしょう。
私も、自分の子供が小さかったら、
読んであげたい本です。

「がいこつさんがわらった」著者いしだいすずさんは
 https://twitter.com/torachi605
第七回絵本出版賞大賞作品を受賞者で、
私も第七回でストーリー部門最優秀賞を頂いていて
同期の方ですが、2022年2月に出版されています。
早く手にしたいと思っておりました。



「かたみみ ピョンタ」著者しまだたいすけさんの
https://twitter.com/shimada_taisuke 
この本は、今度私が出す「ペットボトルのイルカ」と、
同様の大きさの「おでかけBOOK」です。
2021年7月出版になっておりますが、
「ガラスのうさぎ」児童文学家・高木敏子先生のお弟子さんで、
普段は看護師をしていらっしゃいます。

お二方ともに、SNSでご交流させて頂いております。
ご交流の方々の著作を、徐々になりますが、
是非購入して、読みたいと思っています。

皆様いつもありがとうございます。





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