「夕陽も雨も網の向こう」

「なんて綺麗な夕陽なんだろう」
と、見とれました。

例え、足場の網の向こうであっても、
雨続きの毎日の中で見た、
宝物のような気がしました。




昨日の、土砂降りの雨です。

網なのか、雨なのかわからないです。
網に氷が張ったように見えます。
それで「氷の板」ではないかと思うのです。
もう少し網全体を大きく写真に撮れば、
この氷が広がっているわけです。
ただ、この時ばかりは、
ベランダが
いくらか涼しいのです。


現在、何日にも渡り、大洪水や土砂災害で
あちらこちらで大きな災害がでていて、
避難している方々も沢山います。

雨が上がれば、気温があがり、
蒸し暑い中で、片付けに追われているのを
テレビで見ていました。


次に台風が通過すると、
それは台風8号となり、
13日から14日は関東圏内、
私が住んでいる那須も直撃しそうです。
台風というのも、とても怖いです。
那須街道に木が倒れているのは、
よく見かけます。


私は4階に住んでいますが、
窓ガラスが風で開かない時があります。
何が飛んで来るかわからない豪風です。
風が窓に当たるその「ドーン」という音を
恐ろしいと思いながら、
聞くだけしかないです。



1998年の那須の豪雨災害のときは、
那須に勤めていたのですが、
橋の欄干が濁流が上がって見えないところを、
勘だけで渡って出勤した事があります。

あの時、夜中には、一時、胸の高さまで、
建物の中に水が入って来たのです。

りんどう湖のボートが池から道に出て、
通行用に乗り込んで使っていたのを覚えています。

帰り道も、道か田畑かわからないところを、
勘だけで通って帰って来ました。
私が通った跡を、後輩達が車で付いて来るのですから、
恐ろしく、度胸も責任も感じました。

自分が暮らす場所で、
牛が川を流されていくニュースを見たときは、
絶望で涙が零れました。
橋が流されて、福島と栃木県が分断された事があります。

その時の復旧には、何日もかかりました。
泥を建物から出して、壁を大きなボイラーで乾かしたり、
消毒したり、
建物の一部が、川の水で削られていたのを、
立て直す必要もありました。



この頃は毎年、雨による災害、
台風による災害が起きています。
もう、これ以上降らないで欲しいと、
願っています。

今日みたいに、編みの向こうの夕陽が、
とてもいいものだと思える日を願います。

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