書いたり寝たり起きたり読み聞かせしたり縫ったり
2~3時間、執筆に根を詰めると頭がいっぱいになります。
それ以上やっても何も出て来ないし、
「止まった」と言う実感が持てる。
それで、一旦、頭からベッドに横になる。
何も被らなくていい、
ただ休めれば、それで済む。
寝る事すらせっかちにしている私は、いつもテンパっている。
それが、今日は、1時間近く、昼寝をしてしまった。
それから起きて、
また原稿に向かう。
頭の中で原稿を読んだり、
誰も居ないので、
自分に向かって読み聞かせをしたりしながら、
また、時間を漕いでいく。
2時間位すると、もう、頭が動かなくなる。
何回か、こういう事を繰り返すと、
今日は、「作品を寝かせよう」と、
+あきらめがひらめく+
事がある。
それから、
詰まったときは、気分転換に、縫い物をする。
もうひとつの手仕事で、縫い物はとても好き。
このバッグは、縫っては置き、縫っては置きして、
出来上がるまでにひと月くらいかかった。
夏に使おうと思っていたので、間に合って良かった。
朝一番の、
工事の人が来ない6時頃に、
こうして洗濯して干した。
足場とネットは見えるけれども、
こちらから見ると、光があたる原っぱが、
見渡せて嬉しいし、すがすがしい。
ベランダを私が独占した、気持ちになる。
乾くまでに、ピンチをあっちに持って行き、こっちに持って行きして、やっと乾く。
去年の12月、出版社に行ったときに、
下の子に会って、下北沢に行き歩いていたら、
「お母さん、そのバックも縫ったの?」と、
黒い麻の大きなトートバックをしげしげと見た。
「そうだよ」と私は言った。
お正月に4年振りに家に来たときに、
寝て貰おうと思って部屋のカーテンを色々作ったのを見て、
「お母さん、このカーテン縫ったの?」と、
左右の長さも、柄も違うカーテンをしげしげと見て言った。
これは、使わなくなったテーブルクロスを再利用して縫ったので、
色と柄は統一感があっても、幅が違ったり長さが違う。
けれども、私は、それを、
「今はこれでいい」と思っていてそのままにしている。
今朝は、7時半でも、まだエアコンを付けずに過ごせたけれど、この10分後にはもう付けている。
そうして、夜の夜中までエアコンをつけ、
温度調節をしながら、過ごす。
朝方が一番いい。
5時に起きたら、空気の入れ替えが出来る。
そうして家の中の事や、身支度をして、と言っても私は殆ど同じものを、洗っては干し、して、毎日着ているのだけど、
それが済んだら、コーヒーを飲みながら、執筆に入る。