叔母達が来る
昨日からテーブルを並べて6人分の席を作った。
昨夜は、お稲荷寿司を作った。
今朝はお赤飯を炊いた。
この二つは、お土産用。
年寄りばかりなので、役に立つものを持たせます。冷凍庫に入れたら、日持ちがします。
私の親衛隊です。
集まれば、病気の話、死んだ人の話、頭がボケないように暮らす話、
写真を撮れば、遺影になる話。
ある叔父は、真夜中にトイレに起きて、
兄が家に遊びに来ている、と話し出すと言う。
ただのボケならいいけれど、
叔母が言うには、そういう事が多くてやりきれないからねと怒っている。
それで、私に、「お山の病院に連れて行って」と言うので約束した。
叔父は「なんでもないよ」と言いながらも、気が小さいので、その幻覚症状にビビッているのがわかる。
しかし、本当に面白い叔父叔母です。
父の兄妹は6人いる。夫婦で集まると、12人になったものが、もはや、半分が天国に行ってしまったのだ。
私の家は、本家だったので、いろんな出来事を覚えている。
私が「酒屋の叔母と慕う叔母」です。
叔母は、私の本が出たら
「出版記念パーティを私(叔母)の家でしてもいいよ」と皆に言いました。
私の事なのに、皆に来て貰いたいと言うのです。
今日は、フキの煮物と、わらびの湯がいたのを
お醤油持参で持ってきました。
私の家には無い、「いいお醤油がある」と言うのです。
面白いです。糊の佃煮のビンに入れてきました。
確かに美味しいです。残ったのは私の家に置いて行きました。
この叔母は私が生まれてから8歳になるまで、一緒に暮らした叔母です。
だから、叔母がお嫁に行くときに、花嫁衣裳をまとった叔母が、茶の間に特別に椅子を用意して座っていたのを覚えています。祖父は亡くなっていなかったので、私の父が親代わりになっていました。祖母は最後の娘を嫁がせた時です。
叔母達が来るので、仏壇を綺麗にお掃除しました。
「来てくれたの」と皆が喜んでくれたと思います。