パソコン地蔵
私は、「パソコン地蔵」だと自分を思っています。
一日の殆どを、パソコンの前で過ごします。
朝起きて、先ず、中腰でパソコンを付けて、
今日の天気予報を見ます。
晴れか、雨か、気温は何度か。
近くの高校に「東進ハイスクール」の天気予報が設定されているのをみつけて、毎日見ています。
その高校はここから5分位なので、ほぼ真上の天気を知る事が出来ます。
晴れならば、心躍ります。
よし、と家中のあちこちから洗濯物を搔き集めて来て、楽しくて大好きな洗濯をします。外に干された洗濯物が太陽に当たり乾いて行くのを眺めるのが大好きです。窓のこちら側から、ゆらゆら揺れる洗濯ハンガー見るのも大好きです。
仏壇の花の水を取り替えて、お茶をあげて、家の4つの鉢に水をあげて、外に出して陽を当てて、洗濯機を回します。
ここで肝心な薬を飲みます。
そして、コーヒーをコポコポおとしながら、パソコンの前に座ります。
パソコンでニュースを見ながら、テーブルにお化粧を広げてメイクしたり、髪を梳かしたり髪にオイルを塗ったりします。
「まつげが、前より少なくなって来た」と、今日気づきました。そうか、まつげ美容液というものがあるかもしれないので、今度ドラッグストアを覗いて来ようと思いました。
そうして、コーヒーを飲みながら、小皿にアーモンドとチーズを乗せて来て食べます。最近はアーモンド22粒と決めています。本当は1日20粒なんだけど、2粒はおまけにしてあげています。
ネットは、メールと自分のインスタと、Twitter、フェイスブックを見回ります。友人のページを見て返信を書いたり、辻仁成さんのTwitterとブログを読みます。ブログを読みながら、お化粧が終わるまで、次にニュースをじっくりと見ます。ナッツを食べ終えたら、執筆に入ります。
頭が一番回るのが、午前中です。
昔は他の仕事をしながら、夜中に執筆しても疲れなかったのですが、この頃は集中力は2~3時間です。
頭が回らなくなる頃、だいたい10~11時には、早お昼にします。頭を使うと身体がぐったりします。そのときは、少し横になったり、薬を飲んだりします。薬中ではありません(笑)が、震える事もありますし、全く身体が動かなくなる時もありますし、感情に揺さぶられてしまう時もあります。そういう時は、キテルナと思います。行けたら、お山の病院に行って処置を受けてきます。行けなければ、何日もしかたがない状態のままでも、パソコンの前に座り、なんとか頑張ろうと思いながら、別の事を、例えばお裁縫をして小物を作ったり、気分転換にスーパーを覗く事もあります。
又、頭が回らないときは、自分の原稿の、進まないものを無理してやっている事に早く気付く事も大切だと最近は思います。絵本のストーリーは短期集中で書いて、その後、間を置くのがいいみたいです。これは、最近気づいた事です。又、絵本は文章は短いかも知れませんが、一つ一つの言葉や出来事の中で、葛藤が起きます。その葛藤を子供達に伝えるにはどうしたらいいか考えます。自分で作った物語を読み聞かせをしながら、はらはらと涙してしまう事も沢山あります。そこが、子供達に伝わる所かなと何度も思います。
私にとって、小説を書くのは、身体にいいです。ただ淡々と書いて行く、量的にいっぱい書けて、とても励まされます。進みが悪い時は落ち込みます。落ち込んでいるという事に気付かない落ち込み方をするのは、破壊的になる時だと思います。
又、SNSのやりとりでも、嫌われたのではないか、まずい言葉を書いていないか、と思うと、数時間落ち込む事があります。数時間ならいい方だと思います。最近は、逃げ方を覚えたとはいえ、必要とされていない場所に行ったような時は、眠剤を飲んでも夜も眠れない時があります。
「しょうがないよ、そういう病気なんだから」とペクに言ってもらうと本当に助かります。
パソコンの前で食事をして、パソコンの前でお化粧をして髪を整える。パソコンに座りながら、手足の運動をしたり、湿布を貼ったりする。パソコンの前で、ティータイムをして、お菓子を食べる。シャワーを浴びたら、パソコンの前で、顔にクリームをつけて、髪を乾かして、又オイルをつける。このオイルは、身体に使っても大丈夫なペクお勧めのオイル。
爪切りもパソコンの前にティッシュを広げてやります。カメラの充電もそこです。それから携帯の座布団があります。
だから、パソコンの横には、25㎝の高さの鏡が置いてあります。
朝のカーテンを開ける事からはじまって、夜のカーテンを閉めるまで、ずっとここにいます。
私は、パソコン地蔵だなと自分を思います。
それから、スーパーや生活用品の買い物以外は、殆ど一人で過ごします。来るとすれば、酒屋の叔母とペク、たまに従姉妹が来ます。
「誰にも会いたくない」と思ってしまいます。
何故なら、パソコンの前に私の居場所とやる事があるからです。その事に充分に時間を取るという事を重心に生活をしています。
自分の用事で、自分から出掛ける事はありますが、
ほぼ、「パソコン地蔵」の私です。