ペクは南極の子供ペンギンに似ている
会社帰りのペクは、
ムクムクのコートをいっぱい着込んでやってきます。
このフリース姿で、目の前の椅子に座って
もくもくと食べ物を食べている姿は、
「南極の子供ペンギン」みたいだといつも思います。
それから思わず
「おかえりー」と言っちゃいます。
「なにそれはっ?」と言ってにやにや笑いますが、
私は、何回も「おかえりー」と言っています。
この方に、耳がないだけです。
それにしても、ガラガラ声が治りません。
もう2ヶ月になります。
この方は歌が大好きなので、思いっきり歌わせてあげたいです。
耳鼻科の先生から「喋らないように」と言われるそうですが、職業柄無理です。
ジャズも、おどるポンポコリンも歌わせてあげたいです。
一昨日は、「しもつかれ」という栃木県の郷土料理を貰ったと言って、嬉しそうに持って来ました。
「大好き」だというので、うちの母のものは誰のよりも美味しかったと私が言うと、
「食べたかった」と言いました。
それぞれの作り手の味が違うので、自分の家のものが一番美味しいと言い合う料理です。
バレンタインが近いので、家の上の子にチョコレートを持って来てくれました。
それから、一緒に食べたチョコレートは、手のひらより大きなパイの上に、チョコとナッツが掛かっているものです。
ペクが好きなだけ食べればいいと思いましたが、私も3分の1くらい食べました。
赤いワックスペーパーにつつんであるもので、駅前の「カネルブレッド」で仕入れて来たようです。
パイなので、カサカサと生地が割れて散らばります。食べ終わったあとに下目遣いで「こそっ、にやっ」として私を見るので、
「ペクはいたずらっ子だったでしょ」と言ってやりました。「ふうっ」と吹けば、散らばったものが私に飛ぶだろうと思ったそうです。なんなら、鼻息でも飛ぶのではないかと思ったそうです。
この人とは、怒ったり笑ったり、一緒に泣いたり、憎らしい時もありますが、可愛い親友です。
この頃は歳をとったせいか、余裕が出て、この人をうんと可愛く思えるようになりました。
いつまでも、もくもくと食べる姿がかわいいので、そのままいっぱい食べて太ってしまえばいいのにと、思います。
これは、ある日のチャプチェ。
これも、ある日の回鍋肉です。ショウガとウドが入っています。
これも、ある日のよそから頂いた玉子焼き。
ある日のみたらしと餡団子です。
こちらは、アウトレットに売っているという「黒糖わらび」です。黒蜜を掛けなくても美味しかったです。
こうして、ペクと私は、週に何回か、
一緒にご飯を食べたり、お茶飲んだりしています。
左・ペクがおすすめする、毛穴ブラックヘッドなどを取る洗い流せるパック。
今さっきやってみましたが、つるつるになりました。
右・従姉妹が買って来てくれた、目の下のたるみやほうれい線によいという、ボタニカルパック。