私が宇宙の巨人ならこの吹雪を地球外に投げてくれる。
ベランダのサッシに何かが当たる振動の大きい事。
なんだこの音は?・・とカーテンを開ける。
宵にごうごうとやって来た雪嵐、吹雪。
許せない、許せないではないか!!
この中を歩いて帰宅する我が子がいるのだ。
「死にそうだった」聞く。
そうだろう、
服も靴も身体も心も、全てが砕け散っただろう。
朝5時。
「ニワトリを叩き起こして鳴かせてやりたい」静けさに。
朝6時半。
また降り出したのでフラッシュを点けて写真を撮った。
いつも見かける人は、雪をまとう空気の中を傘を差す。
階下の赤い看板。
写真の邪魔だといつも思うけれど、
こういう時は、いい仕事をしてくれます。