シュウさんの絵

この犬はタローちゃん。
シュウさん夫妻の一人息子です。

この子の目に、私はやられてしまったのです。

見つめている目。勿体なくて言葉を交わしたくなかった。
ずっと見つめていたいなと思いました。

大きな森を散歩しているタローちゃんとママ。

幻想的な森だなと思いました。


「きみのすがたは　みどりいろのもりをつれてくるんだ」

この子の全ての絵にまいってしまいました。

友達と寝ている所。

ママに身体を拭いてもらっている所。
「拭いてもらっているんだよ僕は」という顔しています。

酒屋の叔母が来て、
「かわいいね、いいねこの絵、すごいねこの絵、上手だよねこの絵は」と、感心しきりです。

だから、印刷してあげました。

叔母はシュウさんに絵葉書を貰った事があり、それが酒屋の建物の絵と叔母の家に居た犬だったので、孫が描いた、酒屋の外観の絵と一緒に額に入れて飾っています。面白い叔母だと思いました。気に入ったようです。

シュウさんとSNSで知り合ったのは、2015年です。

私の詩をみて、さらっと絵を描いてくれた事がありました。

これは、
「きみのいぬのそばにいたいよ」に書いてくれた絵です。

なんとなく書いた詩でしたが、
いつしか、シュウさん夫妻の可愛い犬が、亡くなってしまい、そのとき、シュウさん達に向けた言葉に直して、私の詩をプレゼントしました。

私が書く詩に、「描いてみたくなったので」とさらっと書いて送ってくれたものも、沢山あります。



「かげり野」
かげり野に　星ぐるまの音
闇の魔女が　空のスイッチ切りに来る

かげり野の　時間はなんじ？
夕ごはん　間にあうように
木々のさざなみ　立ちました

空の月　
子供のなまえ　貼りだした
みんな　一目散に
家へ　家へ　駆けて行く