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「いぬのきみの そばにいたいよ」いぬのきみにぼくのいえにきてもらいたいよ

今日は 「いぬのきみのそばにいたいよ」の詩に、絵を描くてくださったシュウさんの「いぬのきみ」のタローちゃんの月命日です。
毎月13日が来ると、タローちゃんのママのドレミさんが、お花屋さんで花束を見繕って供えます。
「こんなのあった、あんなのあった」とタローちゃんの為に選んだ花を見てほころんでいるようにSNSに書かれています。けれども、その笑顔の奥の隠された場所では、今もザンザン降りの涙が降る日があるのです。
12年と7カ月、日々タローちゃんを育てて来た記録があります。
それがシュウさんのウエブサイトの➢「タロー行進曲」です。

(シュウさんのサイトより引用します)
✢12年間毎日ブラッシングしてきた体である。爪を切り、転ばぬよう肉球の間の毛をトリミングし続けた四肢、いつも薬を入れて丁寧に掃除していた愛らしい垂れ耳、健康に気を配り慈しみ続けた愛おしい子…。


愛するタローちゃんは、ご夫妻のもとを旅立って行きました。

「いぬのきみの そばにいたいよ」
私が書いた詩は、最初はいぬと言っても具体的な対象はなかったのです。あるとすれば街中で会う犬たちです。その詩に、シュウさんが絵を描いてみたくなってと言って、いつただかのある日添えてくれたのです。
そして、年月が経って、タローちゃんがこの世界から去ってしまったそのときに、私に何かできる事はないかと思い、タローちゃんが普段過ごしている事を詩になぞり、もとの詩の内容も私が知っているタローちゃんの暮らし方に書き直して、シュウさんとドレミさんとタローちゃんに捧げたものになりました。

捧げたものを私のページに載せるのはどうかと思ったのですが、シュウさんの絵も私の詩も仕舞っておいては勿体ないとそんな事を思ったのです。
しかし、その話を持ち掛けたその後、
「タローちゃんの死より勿体ないという私の言葉などない、タローちゃんの事より勿体ない私の詩などない、」という事に気づきました。シュウさんは自分の絵をタローちゃんより勿体ないなどと、比較した事すらないと思ったのです。だから軽々しくこの話を持ち掛けた私は、お二人を傷つけてしまったと思いました。胸がえぐられるような想いになりました。

その後、シュウさんが、この詩は十分自分たちに寄り添ってくれたと言ってくださいました。それで表に出す事になったのです。




シュウさんのサイトに出会ったのは、
タローちゃんとご夫妻が、宮古島に行った時のTwitter写真の中から、山ほどの「サーターアンダギー」を観たところから始まります。
それから、大きな犬と女性がシュノーケルをして、犬は犬かきの足が写り、女性は潜っているのです。二人は、真っ青な海の中を悠々と泳いでいるのです。
これは何だろう…まるで別世界のようだ、と思ったほどです。
タローちゃんを日本一綺麗な海に連れて行ってやりたいと、飛行機に乗るときに預けられるケージの練習を何度も積み重ねて臨んだ➢「宮古島の旅」でした。

シュウさん一家はタローちゃんを連れて、日本列島を縦断する旅をしたのです。おそらく制覇していない県はほぼ無いと言っても過言ではありません。
週末になると、三人は車に寝泊まりしながら目的地に行き、メインの場所を観光し、食べ物を堪能し、温泉に浸かり、プールのペットホテルに泊まったり、雪遊びをしたり、夏の砂浜で初泳ぎをし、森に行き、河で石拾いをし、撮り鉄でもくもくの蒸気機関車を見て、戦国の城跡と歴史を探訪し……等、帰路に着きました。







那須でコンサートがあった時に来てくれました。2016年の12月です。昼間は施設の空地で遊び、コンサートの時間は車の中で、ご夫妻がパーティに参加している時もずっと車の中で待っていました。薄く窓を開けていたので、音楽を聴いていたと思いますが、私がカメラを向けても微動だにしません。






パーティのオードブルを少し…とシュウさんが恐縮して言うので、持ち帰りのお皿をレストランで貰い、タローちゃんにあげました。それで人間のほうもそのお皿を我も我もと手に取りました。タローちゃんに、もっともっとあげたかった位です。辺りが真っ暗になる中に、ひとりお留守番をしていたのです。どこに行ってもお留守番をしなければならない施設はあるのですが、この犬の、なんと鳴かないという事には本当に驚きました。普段から鳴かないと言うのです。一生涯で鳴いたのは10回位だと聞きました。

私があげたビスケットですが、食べた事が無いものは、パパが食べてからでないと口にしません。パパの指を噛まないように舐めているので、指がくすぐったいそうです。




タローちゃんと育んだ日々の記録が、「タロー行進曲」につづられています。
又、私の詩とシュウさんの絵で作った、
「いぬのきみのそばにいたいよ」を、収録して頂いています。
是非、日々の記録も読んでみてください。

私の所では「past top pase」に載せました。よかったら見てください。






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