あれからご主人とこの犬を何度も見かけているのです。
東の方角から来ているとばかり思っていたら、実は西の方角からやって来ていたのです。写真に写る道路と、その道路に続く大きな駐車場から現れるのです。そして、午前中と午後の2回、二人は散歩しているのです。
この犬は、急に足を止めたかと思うと、くるっと逆方向に走り出しました。原っぱを思う存分駆け巡りたいのでしょう。ご主人もリードを調節しながら後を追いかけて走ります。
犬は、リードが千切れるほどに走ります。
雨の中の長靴を履いての、原っぱの「疾走」は慣れていないと転ぶのではないかと思いながら見ていました。
だけど、あんまりずうっと見てはいられないです。犬は、私が見ているという事を察知してしまうのです。以前、私の方がこの犬に見られてしまったのです。
けれども、既に何度も、二人の姿を見かけました。
清々しい朝が訪れる時間に、太陽の光が地球の外に落ちてしまう夕方の時間に。
今日も昨日も何も書く事がないなと思いながら外を見ると、いつも見ている景色がありました。いつも見ている事を「いつも見ている」と書いてもいいでしょう。
午前中から市営バスに乗って警察署に行きました。免許証の書き換えです。
心身の具合で自爆事故を起こして、8年もの間、車に乗ってはいませんでした。最初の2~3年は警察に免許証を預け、その後免許証は戻って来たものの、2020年に診断書を出す決定まで乗れなかったのです。このマンションに越して来て5年半になりますので、前の家に居た時の2年半も運転はしていません。徒歩で行く買い物が不便だった事を思い出します。更に、自分からお料理をしようという気持ちもなれませんでした。ただ母が毎朝3時半に起きて「ご飯食べようよ」というので、母の毎日同じものを作って一緒に食べていました。ご飯、みそ汁、キュウリとわかめの酢の物、玉子焼きです。これを毎日一緒に食べました。当然お昼ご飯も早くなり、夕食は午後3時です。お店番をuちゃんに任せる時間が多かったです。
8年振りに手にする免許証です。「このまま乗らない方が良い」と言う人が多いです。
夕方、従姉妹が持ってきてくれたブッセです。
食事をした後なのに、又、食べてしまいました。
従姉妹は、数日後にもう一度来る予定で、そのときは私が、マンションの1階にある和菓子屋で、栗もなかか、白豆もなか、もしくは、餡子だんごを振舞います。