通路には枯れた四つ葉のクローバー駐車場ではごみ部屋の依頼トラック
マンションの通路には忘れられた四つ葉のクローバーがある。ここ何日かある。最初見たときは、2本あった。同じ階には小学生の兄妹が3人住んでいる。その子達が落としたのか、家にたどり着くまで手に握り続けられなかったのかなと思った。その子達の賑やかな声が朝に夕に聞こえる。学校に行くのかな、帰ってきたのかな、と、元気いっぱいの声を聞いている。四つ葉は2日間位同じ位置にあった。昨日、もう片方の四つ葉がなくなった。今日は、残された四つ葉が枯れてきていた。夏の通路は暑いだろう。今日は猛暑で街が異様に明るい。太陽が近いという事を感じた。
トラックはエントランスの入り口を降りた駐車場をふさいでいた。午前中から午後3時4時になってもトラックは停まったまま。作業員の方がエレベーターでベルトコンベアーのように使い大量のゴミを積んでは運び出していた。汗だくという言葉では間に合わない。汗のシャワーを浴びているような案配だ。「エレベーター貸切って申し訳ないですね」「熱中症に気を付けてくださいね」と言葉を交わした。こんなにゴミがあったら家の中に空間が無いではないかと思った。
私は毎日冷凍いちごに牛乳とお砂糖をかけて、少し溶かしたシャーベットいちごを、食事のデザートにと作っては食べ作っては食べて、いよいよお腹を恐ろしく壊してしまった。今日は友達とほんのそこまで出掛けて帰ってきて、一緒に食事をし、そのときにはいちごの一つも口に出来なくなった。食べ過ぎなのはわかっている。遂に、震えと疲労で友達と喋っていられなくなった。
今日は朝からテンションが高かった話をしていたら、「だいたいちょこまか動きすぎるからだ」と、彼女は言った。
枯れた四つ葉、ごみ屋敷のトラック、壊れた私のお腹、「なんて日だ」。
ちょっとそこまでの買い物は彼女が買ってくれた誕生日の「靴下」。自分で選び放題なのだから、知った仲なのだが、白いリネンの靴下は彼女が選んでくれた。紺色は色違いのグレーを先日彼女が居る美容院に履いて行ったもの。ベージュのドットは「口ゴムが無いから足がむくんでも跡が付かないわ」と彼女が言ってそれにした。
ちょっと、小さく載せます。・・笑われそうですが、私が選んだのはこのスリッパです。
私と彼女は数十年の親友。彼女は恐ろしいほど、何も言わなかったです。
夕方、もう一度彼女が来ました。「具合はどうしたか」という事と、「パソコンが上手くできない」という事。それから夏の戦利品、素晴らしい夏掛け。自宅にあるものを持ってきた。
「ありがとう、貰う、私のはある、息子に貰う」。
私たちはいつも色々なものを分け合っている。彼女は、急いで玉ねぎと肉を中華風に炒めてそれも持参した。私にではない、息子にである。すごい人だなといつも思う。